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CSSの便利機能・カスタムプロパティ(変数)を使ってコード管理を効率化しよう

2025/11/28

皆さん、こんにちは。ひらくです。
今回は、CSSカスタムプロパティについて詳しく見ていきたいと思います。
カスタムプロパティとは、よく使う値(色、サイズなど)を登録し、CSS内で再利用できる機能です。プログラミングにおける変数のようなもので、コードの管理や修正が容易になります。

動画で確認したい方はこちら↓

登録(定義)方法

カスタムプロパティは、通常、ドキュメントのルート要素を表す:rootセレクター内に定義します。

  • プロパティ名の先頭に必ずハイフン2つ(- -)を付けます。

CSS(定義例)

:root {
 /* 色の定義 */
 --メインカラー: #007bff; /* 例としてブルーに変更 */
 --サブカラー: orange;

 /* サイズの定義 */
 --タイトルテキスト: 24px;
 --メインテキスト: 15px;
}

利用(呼び出し)方法

カスタムプロパティを実際に利用するには、var()関数を使用し、その中に定義した変数名(- -変数名)を記述します。

  • 利用方法: var(- -変数名)

CSS(使用例)

/* .mainクラスにサブカラーを背景色として適用 */
.main {
  background-color: var(--サブカラー); 
}

/* .mainクラス内のh2要素にタイトルテキストサイズを適用 */
.main h2 {
  font-size: var(--タイトルテキスト);
  color: var(--メインカラー);
}

/* .mainクラス内のp要素にメインテキストサイズを適用 */
.main p {
  font-size: var(--メインテキスト);
}

HTMLでの利用例

上記で定義・利用したCSSを適用するためのHTMLコードの例です。

HTML(利用例)

<div class="main">
    <h2>カスタムプロパティを使ったタイトル</h2>
    <p>この段落にはメインテキストのフォントサイズが適用されます。</p>
    <p>背景色にはサブカラーが使われています。</p>
</div>

カスタムプロパティの利点

  • 一元管理:ページ全体で共通する色やサイズを:rootで一箇所にまとめて定義できるため、管理しやすい。
  • 修正が容易: – -メインカラーの値だけを変更すれば、その変数が使われている全ての要素の色が一括で変更される。
  • 可読性の向上: 意味のある名前(- -タイトルテキストなど)で値を使えるため、コードが分かりやすくなる。

これは特に、ページをまたがるような大規模なコーディングや、デザインの共通設定を扱う場合に非常に便利です。

まとめ

今回は、CSSカスタムプロパティについて解説しました。

カスタムプロパティは難しい仕組みではなく、日常的に使える便利な機能です。共通の設定を整えておくことで、後からの調整もしやすくなります。日々のコーディングの中で、必要に応じて気軽に活用してみてください。